育ってきた環境が違うからすれ違いは否めない

こんにちは。竹山です。
私、写真を趣味にしていまして。
このブログやSNSなどに写真を投稿する前にPC等で現像という画像処理を施すのですが、
その際に一番気になるのが”色合い”です。
これを調整するのはホントに難解であります。

現像を難解にする理由として以下の点が挙げられます。
①閲覧するディスプレイ
②環境光
③クオリア

①は閲覧する画面によって明度・コントラスト・彩度・色合い全く異なるので、
まずもって自分が編集するPC環境自体からして疑わしい。
②はその画面を見る部屋の明るさや色合いによって見え方が変わります。
昼間外で携帯の画面が見にくかったりのやつ。
もしくはPC内のソフト環境にも左右されたりもします。adobeRGBやsRGBの色再現の違い。
③はそもそも個々の人間が感じている感覚の質に違いがあるという事です。
同じ赤いボールを見ているのに感じている赤は違う可能性があるというやつ。


DSC8992
たとえばこの写真。
これも現像に四苦八苦したものではありますが。
IMG_0536
手元のPCディスプレイとスマホに表示すると…
IMG_0535
PCのほうがやや青みがかって表示されています。
どれもこれも自分の感覚だけではなんとも回避しがたい問題であります。
①については印刷学会の規格があり外部センサーを用いることで、
使用中の画面を規格値に近づけることができます。(キャリブレーション)
②はもうどうしようもないので閲覧可能性の高いであろうIphoneで蛍光灯の下で確認しています。
③は今までの写真に対しての閲覧者のフィードバックで自分の感覚を微調整するしかありません。(自己感覚の一般化)

どれか一つでも狂っているとなんとも締まりのない仕上がりになってしまいがちです。
デジタルでの写真というのはフィルム写真に比べて非常に簡便ではあります。
しかしながら、気になりだしてしまうと意外に複雑な世界なのです。あぁ、悩ましい・・・