木製7尺梯子

こんにちは。竹山です。
今日は古道具の話

先日、お客様のお家に大正15年に作られた木製梯子の引き上げを頼まれました。
腐りや割れもほとんどありません。
大変に物持ちがよろしいですが、さすがにこれに登るのは怖いですね。
惜しまれながらも処分させて頂きます。


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ところで、現代では物が物の性能を保ったまま消費されるのが当たり前であります。
使用期限・耐用年数が設けられその実を失わないうちに新しい物へ。
自動車だって手を掛ければいつまでも乗り続けられますが、税金だったりで古いものは手放す方向へ促すような仕組みになっています。
安全の事や経済のこと環境のことを考えるとそれもまた正しい形であるとは思います。
常に新しいものが町にあふれている現代は時間的前後関係が希薄で正に”今”を生きているという感じですかね。

新しいものが嫌いとか消費社会に嫌気がさしているとかでは全くないのですが、
古い道具が活躍していた時の情景を思い起こすとなんだかセンチメンタルなのです。

梯子よ安らかに眠れ

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