Ⅶ.チューリップにまつわるETC…①花言葉は愛のオンパレード
チューリップの
花言葉をご紹介(^^)/…といっても簡単には
紹介しきれないほどあり、
品種にも言葉がそれぞれ付けられているようなので、
全体と
色別に紹介します☆
まず、チューリップの
全体では『
思いやり』
『理想な恋人』『
愛の告白』『
名誉』『
希望』『
恋の宣言』などです…
愛が溢れるようです。
●赤は『
愛の告白』『
真実の愛』『
ロマンチックな愛』などです…
真っ赤なハート連想させる熱い言葉ですね!
●黄色は『
実らぬ恋』『
報われぬ恋』『
愛の表示』などです…ビタミンカラーにしては
少し切なげな感じがします…。
●白は『
失われた愛』『
長く待ちました』『
許しをこう』などです…清楚な色ですが
前向きな言葉ではないようです…。
●ピンクは『
愛の芽生え』『
恋する年頃』『
優しさ』などです…
春にピッタリの可愛らしさを感じられます♪
●紫は『
不滅の愛』『
私は愛に燃える』『
王者の風』『
永遠の愛』などです…紫らしく
カッコイイ言葉が並んでいます!
●緑は『
美しい瞳』などがあります…
他の色よりは目立ちませんが、ちゃんとキレイな花言葉をもっています。
●オレンジは『
照れ屋』などがあります…
はにかんだ様な印象がついて、とても可愛らしいです♪
●黒は『私は恋に燃える』などがあります…黒も珍しいですが、内に秘めた情熱を感じます…!
●淡い紫は『
博愛』などがあります…
1番チューリップらしい花言葉だと思いますが、色の優しさが表れているようです。
●斑入り『
疑惑の愛』などがあります…斑入りのどこか
ミステリアスな雰囲気にピッタリの言葉です。
…いかがだったでしょう?チューリップを
プレゼントする時に参考にしてみてくださいね~(^v^)
ちなみに
原種は『
真面目な恋』です。…やっぱり
まっすぐに向けられた愛がありますね
②今だから分かった、チューリップ名画の真実
そんなチューリップですが、
Ⅳ.でも載せた通り
チューリップに沸いた17~18世紀は
絵画の世界にも盛り上がりを見せていました


その頃のヨーロッパでは、様々な
名画にチューリップが多く登場しています

特に
絞りのチューリップと呼ばれる品種を描いたものは、花びらに
モザイク状の縞模様が鮮明に入っています
!!きっと『白のチューリップに赤茶や黒の縞、黄色に黒の縞なんて…美しすぎる、
絞りのチューリップ万歳
』……と当時の熱狂的ファンは
大喜びだったと思います(笑)
ところが、何と!この
縞は
ウイルス病に感染しているチューリップだったことが判明したのです、しかも
20世紀に…。
……なんじゃそりゃッ!て、ギャグマンガのように足上げて
ズッコケたくなるようなオチですね…。。

当時のヨーロッパの方に言ったら
心底悲しむか、
顔真っ赤にして怒るんではないでしょうか…
絞りのチューリップよ、儚いけど良い夢見せてくれてありがとう…(笑)
③愛されてます、チューリップ…
チューリップ大国と言えば今ではすっかり
オランダですが、本来はオスマン(
トルコ)生まれです

国花としてもその人気が高く、トルコ・オランダ・
ハンガリーなどもチューリップを定めている国なんだそうですよ(・o・)
日本では
チューリップの名産地として
新潟県、
富山県が盛んです
!(ちなみに、どちらも
県花は
チューリップ)
日本海側での生産がしやすい理由、
原産地の気侯(
冬は湿度が高く、
夏は乾燥する)とよく似ていて、
球根の生育・
肥大がしやすいのに加え、ウイルスを媒介する
病害虫も少ないためだそうです


その
生産数は年産
2億球以上にもなり、国内の需要を日々満たしています
④切花としてのチューリップ…
生け花や生花アレンジメントを作る時、
切花のチューリップはどーしても思い悩むことがありました…(-_-;)
それは
花があばれるといって、花首が少しずつ
光のある方向に伸び、草姿が乱れてしまりがなくなるためでした

ですが最近では、前もって
曲がらないよう処理されているものも出てきています。。
もし、
自分で曲がらないように処理しないといけない場合は
2つ方法があるそうです
↓①
エスレル(植物の
成長を整える働きを持つ
エチレンを発生させる薬品)を
かなり希釈した(
2万分の1に薄めた)液を
数時間切り口に吸わせます。
②
つぼみが上がってきたころ、株全体に
矮化剤(ビーナインなど)を散布します
!…確かに手間はかかりますが、切花のチューリップで楽しまれる方は
是非チャレンジしてみてください~(^^)/
⑤ストーリー・オブ・チューリップ
チューリップにまつわる物語は各地に数多く存在します(今回は結構有名な
オランダの物語です)
昔々のオランダの町に、それはそれは
美人な娘が住んでいました


きっと近所中の評判だったことでしょうね…。
そんなある日、彼女の元へいきなり
3人の騎士がやってきて、いきなり球根…じゃない
求婚されてしまいました
!(一体お前ら、どこで何をやってる時に一目惚れ・首ったけ・骨抜きにされたんだろうか…

)
やっぱり3人いっぺんに求婚するなんて、取っ組み合いのケンカにでも発展する危険があるので、穏便に
自分たちの魅力…
自己PRを紹介し始めました。
1人は
王冠
(王様でもないのに何故持っている…)で
名声の象徴を、1人は
剣
(仕事がら大事な商売道具なのに…)で
強さの表れを、1人は
金
(本当にゲンキンなヤツ…)を
財産ということで、
それぞれプレゼントしました。
彼女は優しく思いやりに溢れているため、3人の気持ちを考えると
結婚する相手を決められませんでした

(だって皆良い人だもの!)
悩んだ末、彼女が出した決断は…なんと
自分を花の姿に変える!…何でそうなった。
花の女神様にお願いして、娘は
チューリップになったというのです

その後3人は泣き喚いた……そのようなこともなく、
仲良くチューリップを育てたのでした…。。(終)
3人のために花になった娘さん、それを受け入れ世話をした騎士たち…皆良い人だもの!(笑)
この物語が
元になって花言葉が付けられた、というお話でした


チューリップについてでしたが、歴史や花言葉、物語なんかを見ても
新しい一面が発見できた気がします
!!ますます
愛着の湧いた方、
歴史に驚愕された方、
花言葉を参考にプレゼントされる方、
栽培方法に納得の方…少しでもお役に立てば幸いです

これからの時期に向けて、可愛らしいつぼみとカラフルで賑やかな雰囲気が期待できそうですね(●^v^●)/