擬宝珠 葱法師 ぎぼうし ギボウシ

ユリ科(または リュウゼツラン科 キジカクシ科) ホスタ属 春・秋植え多年草

別名 ギボシ・ギボウシュ (擬宝珠) ホスタ シガク(紫萼) ギンボ タキナ ウルイ ホ―ライ 他

ギボウシ
Ⅰ.ギボウシの主な概要

丸みを帯びた葉に爽やかなグリーンが印象的な“ギボウシ”
雨や露を浴びた草姿はとびきり美しく、グリーンがさらに惹き立ちます

東アジアの亜寒帯から温帯の山林や湿原に20種以上(!)、存在しています(^^)/
中でも日本に最も多く分布していて、様々な種類が全国各地の山野に自生しています。

ギボウシの花は毎年咲きます
派手な花ではないですが、白や薄い紫など夏にピッタリな清涼感のある色です!
種類によっては大きめの花を咲かせたり、香りのする芳香花だったりするタイプもあります★
ギボウシ イメージ
Ⅱ.ギボウシを植える時のポイント

ギボウシは古くから日当りの良くない場所での庭作り、植え込みなどに使われ重宝されてきました(^^♪
シェードガーデン日陰の庭)向きだと言えます
(※ほとんどの花が日光無しでは生きられないため、葉っぱの色や模様・形をメインに楽しむガーデンのことです!!)

花壇や鉢植えの用途によく使用されるギボウシには3タイプあります(^^)/

オオバギボウシ…その名の通り葉が大きく、本州の山地にも多く分布している品種です。
コバギボウシ(コバノギボウシ)…西日本の山地に分布し変異が多いため、様々な模様をもつ品種です。
オトメギボウシ韓国のチェジュ島生まれで、ギボウシの中で1番の小型な品種です。

庭植えや花壇向きで、鉢植え向きとしておススメです

庭植えのポイントです

かなり大きくなることを見込んで、葉の長さ・大きさの2倍くらいの間隔はあけましょう!!

また植える品種にも注意が必要です。
中斑が白い“スジギボウシ”を植えこむ場合は、地を這うタイプの植物ミント類の植物一緒にしないようにします(・.・;)
このスジギボウシ、もともと緑色の色素が弱い性質を持っているんだそうです
そのため、一緒に植えた植物に負けてしまうことがあるそうです…。。

鉢植えのポイントです

植える鉢はプラスチックの鉢がベストです
素焼きの鉢だと乾燥が早いそうです(…植えたい鉢に植えるのが1番だとは思います。。)

冬は外に出してある程度寒さに当てます
そうすることで、新芽が出やすくなります!!

●繁殖方法は株分けです。
葉が枯れた後、秋から早春に行います!
2月中旬が最も適しているときです☆ミ
掘り上げた株を1株3つ程に分けて、切り離します
新芽が地面に埋まるくらいの深さで植えます。。

植替えのポイントは株の根と根をよく広げることです!
とにかく隙間をつくらないように株の下の方をつついて入れます
ギボウシ 葉
Ⅲ.“ウルイ”としての特徴

ギボウシは山菜として食べることもできます
…確かに、緑色の葉がいかにも『菜っ葉』って感じしますね★

有名なのはオオバギボウシです!
ギボウシの多くはほとんど食べられるそうですが、これが1番美味しいらしいです

このオオバギボウシの若芽や葉・茎、東北地方では〝ウルイ〟の名で昔から親しまれている山菜です!
ほんの少し苦みがあるものの、アクも少なくてシャキシャキとした食感が楽しめます
山菜の定番・和え物や炒め物、卵とじにお味噌汁など…
何でもお任せあれ!』の優れ物です

そんなウルイですが、注意点がございます…
天然のものは険しい崖や傾斜面にあります
足元に気をつけて、ケガや事故のないよう山菜採りをしましょう。

また、よく似たそっくりさんもいます
バイケイソウ』、『コバイケイソウ』という毒草です
雪解けの頃にひょっこりと姿を現します…
誤って食べると嘔吐や下痢最悪の場合は死に至ります(>_<)
ギボウシ 管理
Ⅳ.ギボウシの肥料・病気について

ギボウシはあまり手がかかりません
半日陰の場所で管理し、放任(…というよりは可愛がり過ぎないようにする)が良いそうです。。

あまり肥料を与えず、やせ気味の状態が好ましいです
基本的には、3月・5月・9月に1回固形の油かすを土の表面に指で押して追肥します。

植替え時マグアンプを混ぜたり、追肥にハイポネックスをあたえたりします★

しかし!たくさんやり過ぎたり、未熟な肥料だったりすると〝白絹病(しらきぬびょう)〟が発生してしまいます!!
この病気は土壌中の菌によるものです
地際に白い糸のような物質を発生させ、枯らしてしまいます…
発症した株は抜き取って土壌はよく消毒します!

また、夏ばになると地際の葉に粟の粒のような形の菌核を発生させるものもあります。
最後は葉が倒れて枯れてしまいます
いったんかかると毎年発生します…

その度に病気の葉っぱを焼き全体に薬剤散布をする必要がありますので、予防として根茎が地面上に露出してきたら2センチくらいに土をかけてやると良いです

害虫はナメクジで、新芽や花を食害してしまいますので、見つけ次第駆除しましょう!
ギボウシ
Ⅴ.ギボウシの管理

ギボウシは半日陰が最適です/
午前中は日当りが良く、午後になると日陰になる場所が理想です
…結局は適応力があるため、日なたでも日陰でも大丈夫みたいですね。。
ですが、直射日光葉が焼けて茶色くなったり、水切れでシオシオになったりします(-_-;)
厳重注意ですよ!!

庭植えでも鉢植えでも土が乾いたら水をたっぷり与えてください
比較的に乾燥には強いですが、真夏時の炎天下では水分もすぐに蒸発水切れの原因になってしまいます(・_・;)
あとは降雨だけでも十分水やりになります

冬は休眠期に入ります
11月以降の水やりは控えるようにします(特に鉢植え
土が乾いても何日間かはそのまま放置して、その後に水をやるようにしてください!

寒さにも丈夫外でも越冬ができます
ですが、地面の凍結は根が傷む原因になりますので腐葉土などを敷いて対処すると良いそうです
また、あまり小さい苗耐寒性がなかったり寒さで弱ってしまうタイプもあります…。。
玄関先や屋根のある場所で管理しましょう!

冬は地上部が枯れますが、とくに問題はありません。。
ギボウシ
Ⅵ.ギボウシ de  アラカルト

ギボウシは近年アメリカでも愛好が盛んな植物です!
日本にも『日本ぎぼうし協会』がありますが、アメリカにもアメリカホスタ協会が存在し、最も優れた品種を決める〝ホスタ・オブ・イヤ―〟が毎年開催されているそうです

条件としては『あらゆる地域でも栽培可能であるか』とか、『手頃な値段で購入可能か』とか…いろいろあるようですが、最強のギボウ(笑)を決めるので相当な審査基準があるのでしょう。。
なんというギボウシ愛でしょうか…

ちなみに2016年の覇者は“カリ―・フライ(curly fries)”だそうです
葉が縮れてて、ギボウシの仲間には到底見えない草姿でした…(・o・)

ギボウシの花言葉は『静かな人』『沈静』『落ち着き』『変わらない思い』です(*^ω^*)
なんて慎ましやかな言葉だろう…和ですね、和★
まさに優しい緑素朴な花色によくマッチしていますね~