葉牡丹 はぼたん

アブラナ科 アブラナ属 観葉多年草

別名 ハナキャベツ 牡丹菜(ボタンナ) 阿蘭陀菜(オランダナ) 英名 Flowering kale(フラーリング・ケ―ル)

ハボタン1
Ⅰ.ハボタンの主な概要

外葉は優しい緑色、中葉は鮮やかにピンクや紫色が色付く“ハボタン”
その見た目から『キャベツみたいキャベツだ』と言われている…あの植物です

寒さがじわり、じわり…と感じられる秋の暮れあたりから色が付き始めます
冬は花壇が寂しくなりますが、でひとり冬を演出します(^_^)v

原産地はヨーロッパですが、向うでは昔から野菜扱いされていたそうです(・o・)
日本には江戸時代半ばオランダから渡来して、1709年刊行の大和本草オランダナの名前で記載されています
についての記載もあり、『よい』とされているそうです…。。

冬花壇をはじめ、鉢植えや生花、正月飾りにも欠かせない植物ですね
ハボタン2
まるでブーケの様!な鉢植えもできるハボタン。
ハボタン3
金の扇付き!おめでたい雰囲気を醸すハボタン。
Ⅱ.ハボタンの栽培特性・肥料・害虫と手入れ

栽培特性としては、日当り水はけが良い土が好ましいです

日光に当てるようします。(同時に、風通しも良いとありがたいです。)
あまり当て過ぎると色付きが悪くなりますが、冬の天候としてさほど強い日射もないので、とくに気にしなくても大丈夫です(^^)/
耐寒性はありますので、防寒対策も特にありません

水は乾いたらそっと控えめに与えますが、それ以外は乾燥気味に管理します
水をやり過ぎると過湿になってしまい、徒長や根腐れの原因になってしまいます(>_<)

肥料は元肥緩効性の化成肥料を施します。
その後は様子を見ながら、明らかに生育が悪いという場合は液体肥料(なるべく速効性)を与えるとよいでしょう
10月以降に肥料を与えると、葉っぱの色付きに影響が出てしまうためやらないようにします(窒素が多いのは特に)。

害虫は冬の間は特に心配ありませんが、暖かくなるとヨトウムシアオムシが出てきます(葉っぱを食害
またアブラムシも付きやすく、群がって葉っぱや茎を吸汁して被害を出します

普段からの手入れとしては、大きくなりすぎた葉っぱ傷んだ葉っぱ病葉枯葉を取り除き、きれいな状態を保つことが大切になります
キャベツだったら大豊作!…と言わんばかりに並んだハボタン。

ハボタン4
Ⅲ.ハボタンにまつわるETC…①

ハボタンの葉っぱを見ていただくと分かるように、丸かったフリフリだったりギザギザだったり…と個性豊かです

品種改良があちこちで盛んに行われ、大きく分けて4種類(系統)に分けられています

東京丸葉系江戸ハボタンとも呼ばれています。最も古く、江戸時代から育成されました。キャベツ似の丸い葉っぱが特徴です

名古屋ちりめん系縮んだ葉のケ―ルの交雑から誕生したのがちりめん系統です。明治時代名古屋で育成されました。フリル状でフチが細かい葉っぱをしています。
                         
サンゴ系ロシア生まれ切り葉ケ―ル(野菜)を丸葉系と合わせた系統です。 アザミのように切れ込んだ葉をしていて、他の系統とはまた違った印象です           

大阪丸葉系戦後に作られた、丸葉とちりめんを合わせて2で割ったような感じです。葉っぱのフチが緩く、波の様に立っています。
        
皆さんのお好みはどれでしょう??

近年では矮性種(丈の短いサイズ)のハボタンも出るようになり、コンテナや鉢など小さめの容器に植えて楽しめる様になっています
一方の高性種茎が長く伸びるため、切花として使われます。

茎を長く伸ばすと言えば踊りハボタンです
暖かくなると茎が伸び始め、枝分かれした先端部分に菜の花に似た黄色い小花を咲かせます(^^)
このクネクネと伸びた草姿がまるで『人が踊っている』様に見えるため名付けられました。            
ハボタン5
Ⅳ.ハボタンにまつわるETC…②

キャベツ似のハボタンですが、実際キャベツとは親戚の様な間柄です
始まりは地中海沿岸の野草オレラケア”からで、あらゆるアブラナ科の植物の原種とされています。

そこから生み出された品種はキャベツハクサイケ―ルなどやっぱりハボタンにも見えるものばかりです
その他、ブロッコリーカリフラワーダイコンも同じアブラナ科の仲間になります。

でも中々食べたいとは思いませんよね…

そんな中、アメリカのカルフォルニアなど地域によっては装飾用以外食用が存在します
ブロッコリーよりも栄養価が高いとされ人気があるんだそうですよ(・_・;)

ハボタンの花言葉は『祝福』『利益』『慈愛』『物事に動じない』『愛を包む』などです。
流石!正月飾りですね、縁起の良いおめでたい言葉がたくさんあります

ちなみに、ハボタンの名前の由来は葉が何枚も重なり合い、まるで牡丹の花に見えることから付けれれたそうです(^v^)♪

キャベツだと思ったら、踊る人だったり、牡丹の花だったりと何にでも例えられるなんて凄いですね