いろはもみじ 伊呂波椛樹 以呂波紅葉

科名 カエデ科 カエデ属 落葉高木 落葉広葉樹

別名 イロハカエデ タカオカエデ(高雄楓) コハモミジ(小葉紅葉) Japanese maple 他

イロハモミジ 並木
Ⅰ.イロハモミジの主な概要

シンボルツリーとしてもお馴染みの“イロハモミジ”
古来から日本の秋の風景の1つとして愛され、親しまれています

原産地は日本中国東アジアです。

ちなみに世界的に見ても、日本はモミジやカエデの数が多く、さらに紅葉が美しい国とされているそうですよ

イロハモミジといえどその園芸品種様々!

千染(ちしお)・日笠山(ひがさやま)・赤地錦(あかじにしき)・獅子頭(ししがしら)・鬱金(うこん)・織戸錦(おりどにしき)・次郎枝垂れ(じろうえだだれ)…などなど。
品種名を聞くだけでも、凄味を感じられる気がします…(;´Д`)

どうしてもモミジのイメージとしては、10月頃から見られる紅葉した姿ですが、色付く前の新緑もなかなかキレイです!

季節を通して、それぞれの変化を楽しめる樹木です
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イロハモミジ 紅葉
Ⅱ.イロハモミジの栽培特性

肥沃で湿潤な土壌を好み、直射日光西日乾燥を嫌います

モミジは半日陰で管理するのが無難です。
日光の当り過ぎ西日だと、葉が乾燥してカリカリになる葉が丸くなる原因になってしまいます(特に春以降。)

しかし、本来の美しい紅葉を拝めるのは…ズバリ日当たり
2・3時間くらい当たれば充分とのこと。
昼と夜の気温に差がある地域ほど、色が付きやすいそうです
イロハモミジ 落葉

地植え直後は水やりをしますが、その後は控え目にします。
要は降雨でも充分ですが、夏場の乾燥時期には忘れずしましょう!

鉢植えは春・秋・冬は表面土の乾燥具合夏は朝夕に水をやりましょう

乾燥予防として、葉を含めたモミジ全体に水をかけると良いそうです!

植え付け時、土を掘り起こしてみて水分を含み過ぎた土壌適していません
イロハモミジ 苗

植え付け・移植は落葉期が適期とされています。
植木の根に巻いてある麻布は外さないで、根崩れしないよう植え込んでしまいます
地植えの際は、必ず広いスペースを確保しましょう。

自然体な樹形をしているため、あまり剪定をしなくても、不格好な姿にはなりません

基本的にむやみな剪定は避け落葉直後(新芽の出る春や枝が伸び始める初夏も可)に切り落とすようにします。
混み合っている枝樹形を乱す枝に限定します

太い枝は切ったところから腐ってしまうため、切り口には必ず薬を塗りましょう(ボンドでも可)
イロハモミジ 植栽

植え付けの土がやせている場合のみ元肥をします!
葉と根の生育のため、年2回は追肥するのが良いそうです

12月頃は鶏ふん牛ふん、または油かす有機肥料を撒きます。
4・5月頃は油かす骨粉、または化成肥料を混ぜた物を撒きます。

害虫はアブラムシテッポウムシ(いつの間にか幹に穴が開く)・イガラ(毒針を持った幼虫が葉を食害・枝にマユを付ける)などです…
病気はうどんこ病灰色カビ病などです…

モミジは庭作りにおいて、和洋問わず使えます
日本庭園では役木として、灯篭の火障り・滝の飛泉障りに活用されています!
洋風庭園では緑陰樹として活用されています!
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イロハモミジ 傘
Ⅲ.イロハモミジにまつわるETC…

これまでモミジは多くの古典(詩集・和歌集)、工芸品の題材やモチーフになってきました

万葉集では100を超える和歌が残されているそうです……しかし実際は赤く色付く草花は、全てモミジと呼ばれていたとか。

また、古今和歌集の中で初めて紅葉(モミジ)という単語が出てきます!
さらに平家物語では、平家の赤い旗のことをモミジの散りゆく様として表現しているそうです(・_・;)

ちなみに、『モミジのような手』という表現は鎌倉時代から始まったとされています。

モミジの由来についてです。
紅葉する様が色をもみ出すように付くから、紅色の布『紅絹地』(モミジ)と呼んでいたから…など諸説あります!

ちなみにイロハモミジは、7つに裂けた葉を「いろはに…」と数えていたことが由来になっています♪

別名にタカオカエデとありますが、タカオとは京都の地名である高雄にちなんでいます
イロハモミジ

イロハモミジの花言葉をご紹介(^^)/
『調和』『美しい変化』『大切な思い出』『遠慮』『控え目』『非凡な才能』…などです。

山中にひっそりと佇む姿、美しい紅葉で人々を魅了する姿にちなんでつけられました。

…イロハモミジにピッタリで、奥ゆかしい風情を感じますね

イロハモミジは盆栽にしても存在感抜群です!
樹形をコンパクトなまま保つことができるため、盆栽にも使えるんだそうです…

さらに近年は、手乗りサイズの苔玉でも見かけるようになりました('ω')


まもなく到来です
紅葉狩りなど行かれる方もそうでない方も、ぜひイロハモミジの趣を感じてみてはいかがでしょうか