忘れな草 勿忘草 わすれなぐさ

科名 ムラサキ科 ワスレナグサ属(またはミオソティス属) 秋まき1年草扱い

別名 フォーゲット・ミー・ノット(Fоrget-ⅿe-not) シンワスレナグサ(真勿忘草) ミオソチス 他

Ⅰ.ワスレナグサの主な概要

可愛らしい小花と優しい青色が印象的な“ワスレナグサ”
花壇や鉢植えを涼やかに演出し、さらには!コサージュなどアクセサリーにもこっそり色を添えてくれます

原産地ヨーロッパですが、ユーラシア大陸アフリカ大陸など広範囲にわたって分布しています!
属する種類や仲間は約50種もあるとされています……しかし、園芸品種と扱われるタイプはごくわずかなんだそうです

花色は基本的にのある青)のイメージですが、ピンクになるものもあります(*'ω'*)
なお、つぼみのうちは薄いピンク色をしていますが、開花すると青に色付くので心配ありません…。。

日本に伝わったのは明治時代で、1905年に出版された書物には既に『勿忘草』『忘れな草』と記載されていたそうです

ヨーロッパでは古くから詩や民謡に出てくる花として親しまれていますが、日本でもワスレナグサ題材にした曲は数多くあります

(尾崎豊さん♪Fоrget-ⅿe-not、倍賞千恵子さん♪忘れな草をあなたに、中島みゆきさん♪忘れな草をもう一度、FLOWERさん♪fоrget-ⅿe-not~ワスレナグサ~、NEWSさん♪勿忘草、ピコさん勿忘草……などです!)

ワスレナグサ
花壇や寄せ植えでワスレナグサを引き立たせるには、手前に低めの花を配置するのがポイント
もこもこのアリッサムやスマートなアイビー…色々楽しめますね

肥料には速効性遅効性などがあります
効き目がどのくらいで効いてどれくらい持続するのか…とうことですね
これも施肥するのにけっこう大事なことなんです
是非参考にしてみてください~。。

ワスレナグサ 肥料

Ⅱ.ワスレナグサの栽培特性

ワスレナグサの栽培特性は、日当たり水はけの良い環境を好みます

本来は多年草ですが、高温多湿に弱いため、1年草扱いになっています(※夏でも冷涼地なら多年草扱いのまま)
特に梅雨頃が顕著で、まるで溶け落ちるような枯れ方をするそうです(´・ω・)

その反面、耐寒性には優れていて北海道でも冬越しが可能なほどです(※寒冷地では霜柱によって持ち上げられることがあるため、株元に何か敷いておく必要がある)


冷涼地以外での夏越しはまず不可能ですが…、
梅雨~夏の間で雨・直射日光(強光線)を避け、風通しの良い涼しいところで、水やり控え目に管理すればうまくいくかもしれません…。。


日が当たることは大切なことですが、風があまり当たらない場所が望ましいです
強風(または寒風)に当たり過ぎると、葉が傷んでしまうこともあるそうです(;・∀・)
ちなみに、半日陰でも管理できます!


水やりですが、ワスレナグサ自体はやや湿り気のある土壌を好む性質があります
極端な水切れは禁物なので、土が乾いた時はたっぷりと水を与えるようにしましょう
鉢の場合は、表面土が乾燥したら水やりをします(※庭の場合は、水切れしやすい環境ならしっかり行う必要があります)

冷涼地に言えることですが、冬でも水やりは必要で、乾燥させすぎると葉が枯れたりと影響がでてしまうそうです(※株の生育が小さくなったり、弱ったりする)


肥料ですが、過度の施肥は花を付きにくくしてしまいます
植える前に元肥として緩効性の固形肥料を与えます!
あとは生育状況を見ながらになりますが、くれぐれも元気な時は追肥しないようにしましょう
生育期間の途中で、下葉が黄変したりと生育不良に陥った場合は、2週に1回程度の液体肥料を施します(*'▽')


病気は灰色カビ病水で浸み付いたような病斑カビを密生させる)・うどんこ病白い粉状のカビが密生、やがて枯死する)、害虫はアブラムシ葉茎を吸汁モザイク病などを媒介)です

2つの病気は傷んだ葉や花から発症しやすいため、こまめに摘み取って株はきれいにしておくことが大切です
アブラムシは見つけ次第で捕殺薬剤散布、予防としてオルトラン粒剤を施用する手もあります!

ワスレナグサ ハート
Ⅲ.エピソード・オブ・ワスレナグサ

今回は、ワスレナグサと呼ばれるようになったエピソードのご紹介です……キーワードは“vergiss mich nict!”です

中世の西ヨーロッパ、騎士道が華やいだ時代のこと。
強く優しいドイツの騎士ルドルフ”、可憐な乙女ベルタ”。
2人は相愛の仲で、毎日が幸せに満ち溢れていました……あの日までは。

ある春の昼下がりに、うららかなドナウ川の河畔を散歩していました。

「なんて優しいお花なんでしょう。」、ベルタが河畔で見つけたのは可憐な青い小花を付けた花でした
ルドルフベルタの為に、その花を摘んであげようと身を乗り出し、摘み取りました

しかし、誤ってバランスを崩したルドルフ急流の中へ落ちてしまいました
懸命に岸へ逃れようとしましたが流れは速く、どんどん体力を奪っていきます…(・_・;)

駆け寄ってくるベルタが目に入った時、ルドルフは『僕を忘れないで!』と叫ぶと、最後の力を振り絞ってあの青い花投げ与えました✿
そして、渦を巻いた川の流れの中に消えていきました…もう姿は見えません( ノД`)

突然の別れにベルタ悲しみに暮れました
そしてこの青い花をワスレナグサと名付け、ルドルフの墓に植えました…合掌。。

…またも悲しい結末でしたね、ワスレナグサの澄んだ青はまるでルドルフの真っ直ぐな瞳にも似ていたことでしょう(ノД`)・゜・。

ちなみに“vergiss mich nict!”はドイツ語で私を忘れないで!という意味です
これが英語訳され、Fоrget-ⅿe-not(ワスレナグサを指す短文)となったそうです!

ワスレナグサ 寄せ植え
Ⅳ.ワスレナグサにまつわるETC…

ワスレナグサの花言葉のご紹介です(^^)/
私を忘れないで』『真実の愛』『真実の恋』『真実の友情』『思い出』…です。
Ⅲ.でも紹介した、悲恋な物語からきていることが分かりますね;つД`)

また聖書にも登場しているそうです!
アダムが楽園中の花に名前を付けた後、神様が花たちに名乗らせたものの、自分の名前を忘れてしまった花……という何ともいじらしいキャラクターです
(その後、この花を不憫に思った神様は『ワスレナグサ』という名前を改めて、付けてあげたのでした。)

ワスレナグサはロマンチック且つスピリチュアルな花でもあります&
特にヨーロッパでは恋人へのプレゼントだったり、持っていると将来のパートナーに巡り合わせてくれるお守りだったり…。

実用的な面も持ち合わせています!
その昔はサソリの毒を治療民間治療の薬として肺や呼吸器官系の病気に効果があるとされているそうです(゜o゜)

是非、“涼やかな青”を加えれば、春花壇をより彩り良くみせてくれることでしょう