キク科 キク属 春~秋の多年草

別名 パリ・デージ―(またはパリス・デージー) モクシュンギク(木春菊) キダチカミツレ他

マーガレット
Ⅰ.マーガレットの主な概要

可憐な草姿に一目惚れしそうな“マーガレット”
細め深く切れこんだ青々とした葉もチャームポイントです

原産地カナリア(カナリー)諸島で、浜辺近くに自生しています。

17世紀にはヨーロッパに導入され、フランスを筆頭に改良が行われました(^^)
このことが後に別名であるパリ・デージ―(パリス・デージ―)と呼ばれる所以になっています…オー・シャンゼリゼ~♪

日本にも明治時代末に渡来し、主に温室栽培での生産が主流でした。(高温多湿寒さに弱いため…中々難しかったようです

しかし、大正時代になると伊豆小豆島などで露地栽培が可能になり、その後一般化しました(・o・)


さらに、太平洋沿岸の温暖な地域では切花としての栽培も行われるようになりました…が、現在では鉢物としての生産数が圧倒的です


マーガレットMargaret)は英名での通称で世界的にも有名です。。
もともとはギリシャ語マルガリ―テス(Margarites)が由来で『真珠』を表します

またヨーロッパでは、女性名としても名付けられることが多いです
ちなみにマギーメグペギーマーゴといった女性名もマルガリーテスの短縮形から発展した名前なんだそうです


何年も越冬すると茎が木の様になるため、低木状になるキという意味の木春菊(和名)やクリサンセマム・フルテスセンス(学名)が付けられていますが、あの花からは想像しがたいためか、あまりピンときません
マーガレット 肥料他

マーガレット ポンポン
こちらの液体肥料は薄めることなく、楽に施肥が出来ます
リン酸花付きをよくする)が多めの割合で入っています(・o・)
だからと言ってやり過ぎては花のためになりません…。。
白くて丸くてまるでマシュマロのようですが…フワフワではありません
Ⅱ.マーガレットの栽培特性

栽培特性は日当りがよく、冬は温暖夏は低湿であるのが望ましいです(いわゆる地中海性気侯と呼ばれます。)
適温は18℃前後ですが、霜や凍結の被害にあわなければ越冬が可能です
高温多湿は苦手です…。

年間を通して日光がよく当るのが1番ですが、夏は風通しのよい半日陰明るい日陰)になる場所で管理しましょう/

夏は高温多湿によりあまり生長せず花付きの状態もよろしくありません(-_-;)
ちなみに夏でも涼しい地域では花付きもよく、生長にも良い影響が出てくるとのことです!!

案外マーガレットは丈夫なタチではあるため、その場の環境さえよければ自然に馴染んでいく性質があるそうです

霜や凍結すると悲しいことに枯れてしまいます……(/_;)

の場合は冬でも日が当る軒下に移動させ、になったら室内に取り込むようなカタチをとるのがベストです
暖かい室内から急に外に出すのも危険なので、しばらく様子を見てから出す方が安全です。(特に買ったばかりのマーガレット鉢!)

の場合は株元に腐葉土や敷きワラで覆いますが、基本的に寒冷地での露地植えはおススメしません
手間覚悟での庭植えは、根のまわりの土ごとごっそり掘り上げて鉢に植え替える…という防寒対策が必須です

…これなら最初から鉢植えとして管理している方が(少しばかりですが)、だと分かりますね(・o・;)
しかしうまく1年目の越冬ができれば徐々に耐寒性が向上する性質があります


水やり土の表面が乾燥したら与えますが、マーガレット自体乾燥した土を好む性質があるそうです。
ほどほどに乾燥気味に管理する方が根張りが抜群になるそうです
水のあげ過ぎによる過湿や冬場は回数を控えるなど、注意しておくポイントがあります


肥料は開花時期である春~初夏(5~7月)に1000倍希釈した(薄めた)液体肥料10日~2週間に1回、施します速効性が望ましいとされます。)
必要以上にあげると窒素過多によって黄色く変色したり、葉ばかり茂って花付きを悪くしたりしますので、あくまでも少量で行うようにしてください


手入れ倒伏防止剪定及び切り戻しの作業になります(^^)/

マーガレットは草丈がすくすくと伸びてくるため、倒れやすくなってしまいます…。。
倒れる心配が出てきた時は支柱を立てたり、株元の土を寄せて盛ってあげたりすることを忘れないでください

草丈がある程度(だいたい15cm以上)伸びてきたら、わき芽を育て枝葉を生長させます(花付きが良くなり、花数が増える効果があります♪)
古くなった枝や株は草丈の半分くらいまで刈り込み切り戻しを図りましょう
適期は9月頃で、刈り込み時期が遅い翌年の開花が遅れたり、何かと影響が出てしまいます(-_-;)


病気立枯病地際部がくびれて次第に枯死する)・いちょう病生気がなくなり萎れて枯死する)・青枯病萎れて青いまま枯死する)などがあります
被害にあった株は抜き取って処分をし、土をよく消毒して新しく清潔な土に入れ替える必要があります

またいずれも連作障害によって発症する病気なので、連作をしないように心がけましょう
ナス科の植物を栽培した後に定植する場合は2・3年は必ずあけてください


害虫はアブラムシハダニなどです
いずれも植物体を吸汁しますが、アブラムシは他の病気も媒介させるため非常に厄介です…。。
薬剤散布(殺ダニ剤など)、オルトラン粒剤を土に施して対処するようにしましょう
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Ⅲ.マーガレットの品種

暖地では地植えが可能で、1年中花を咲かせてくれます
マーガレットも非常に万能花壇の材料切花以外にも、鉢花生け花フラワーデザインの材料としても使用されることが多いです…何に使っても納まりがよく上品な仕上がりになるが最大のポイントでしょうね。。

ここでは主な3品種3色)についてご紹介(^^)/

●清楚な白花種…本家であるフランスで改良された品種になります。またの名を在来白パリ・デ―ジ―)とも呼ばれていて、まさにマーガレットの代名詞とも言える存在です!
性質も丈夫な上、葉の形もキレイに整っています
生育旺盛なため草丈もよく伸び、花が大きいのが特徴です。

●丈夫な黄花種在来黄とも呼ばれますが、暑さに弱く生育もいろいろ劣っているため、ちょっと残念な品種です…。何が丈夫かというと交配黄花種のことであります!在来種にシュンギクを交配したもので、日本の黄花種はほとんどコレなんだそうです
寒さに強く花も大きく葉の形も見事なモノです☆

●華やかな桃花種…一重咲きのソフト・ピンクという品種は枝分かれ花数が多く横に広がる性質があります!しかし栽培品種としてあまり定着されていないのが現実だそうです…。その中でも姫マーガレットと呼ばれる品種は小さい花ながらも丈夫放っておいて伸び伸びと生育していくため、放任栽培もしやすいそうです

たった3つばかりでしたがどれも魅力的な品種が多い…それがマーガレットなんですね
マーガレット イラスト



マーガレット花壇
マーガレットの調和しやすい特徴を生かして、いろんな花と混植させた賑やかな花壇です。
マーガレットだけで束ねても品のある仕上がりだと思います♪


Ⅳ.マーガレットにまつわるETC…

マーガレットの花言葉についてです(^^)/
恋占い』『秘密の恋』『真実の愛』『信頼』『恋の行方』『誠実』『慈悲』などです…恋愛に関する言葉がたくさんありますね

白は『心に秘めた恋』『真実の友情』『恋の行方』です…とても初々しくて清純な響きに好感を持ちますね♪(^v^)
ピンクは『真実の愛』『誠実』などがあります…ピンクという色もあってか女性が求める幸せに満ちた言葉です
黄色は『美しい容姿』『恋占い』『正確』などです…明るくてやわらかい春のイメージによく似合うような気がします!(*^_^*)


白いマーガレット結婚式のブーケにも好んで使われるように、一途でひたむきな恋愛を表し、女性には嬉しい花なんですね
また送別用の花としても贈られることが多いそうです…。(『優しい思い出』という花言葉もあったりするためです!)


さらにギリシャ神話に登場する女神様アルテミス捧げられた花としても知られています
アテーナーヘスティアとともに代表的な処女神///)でもあり、狩猟神出産の女神農穣神としての呼び名もあります!!

処女神として成人前の男子・女子を守り、出産の女神として弟のアポロンの助産に奮闘したりと…女性の強さ優しさが満ちた、芯のしっかりした女神様だったようです(^_^)


マーガレットといったら有名なのが、花占いです(…もちろんかの有名な少女誌でもあるとは思いますが。)
誰しも1度はやったことがあるでしょう…『好き、嫌い、好き、嫌い…(キャー)』と花びらをつまんで、占っていくアレですよor

いろんな花で試さないと花占い向きの花というのが分からないと思いますが、マーガレット適任なんだそうです
こんなこと言うとだの乙女チックな雰囲気だのが壊れる~って話なんですが…まあ聞いてください(笑)

マーガレットの花びらの枚数は1つ1つ違いますが、奇数になっているのは確からしいです(・o・)
…つまり『好き』から始めれば『好き』で終わることになります(…ツンデレだと思われる方は『嫌い』から始めても反対の意味にはなるんじゃないでしょうか(笑))……知りたくなかったですね~こんなコト、すみません。

ヨーロッパの花占いは『好き(愛している)』『嫌い(愛していない)』以外に『少し好き』『とっても好き』『全然好きじゃない』という選択肢もあると言います(・。・;
割と日本の花占いの方が黒ハッキリさせたがるような気がしますね…うら若き乙女たちよ、案外積極的なのでは…?


恋する皆さんをさりげなく優しく応援してくれることでしょう
女性は恋の行く末を占って、男性は幸せな結末を迎えるため、互いの気持ちを託して…マーガレットをおススメ致します~(^O^)/