セイヨウヒイラギ(西洋柊) ホーリー

モチノキ科 モチノキ属 常緑低木

別名 イングリッシュ・ホーリー チャイニーズ・ホーリー ヒイラギモチ

Ⅰ.クリスマスホーリーの主な概要

トゲトゲ・ギザギザした深緑の葉にアクセントの赤い実が目立つ“クリスマス・ホーリー”
クリスマスシーズンでは必ずお目にかかるし、飾り付けには欠かせない存在です(●^o^●)

原産地はヨーロッパ中部または南部西アジア・中国などで、園芸種が多いのが特徴です。

春先の4・5月が咲き、11月~クリスマスの頃赤い実がなります
葉のトゲトゲ牙歯:げし)は新芽が出ているうちだけで、その後のトゲは小さくなっていくそうです
品種によっては葉っぱの大きさ模様トゲトゲしさはかなり違ってくるようです

クリスマスホーリーの植物体は雌雄異株(雄花と雌花はそれぞれ別々の株に付いている)という仕組みです/
そのため赤い実は雌株だけに出来ます……とここまでは当たり前な気もします。

面白いことに、単為結果受粉しなくても実がなる)という性質も兼ね備えているため、付近に雄株なくても赤い実は見られるそうですよ(^o^)
クリスマスホーリー
鉢花でもこのボリュームこのタイプの葉はあまりトゲトゲしくはないようです…。
ホーリー 肥料
クリスマスホーリーの生育は遅めなのでゆっくり効くタイプの肥料を施します。
Ⅱ.クリスマスホーリーの栽培特性・肥料・その他

栽培特性としては、やや湿り気があって排水性のよい土壌で、半日陰の場所が適しています(^^)/
性質は丈夫かつ耐寒性に優れており、外での冬越しもできます(※耐暑性はあまり良くありません)。

日光を好むクリスマスホーリーですが、真夏の暑さでは葉が傷む・焼けるなどの悲しい事態に見舞われてしまいます
そのため、年間を通して半日陰での管理をお願いしたいところですが、中々難しいと思います…
せめて!真夏だけでも、半日陰に置くように心がけましょう
また急に外へ出すのも葉っぱには良くないので、日陰→(慣れたら)半日陰→(慣れたら)日当へと少しずつ移行するのがベストです

他の樹木と比べても水を好みますので、水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与えてください
葉っぱが枯れてきてしまった時は、水切れが原因とされます(※特に鉢植えは水切れしやすいです)!

肥料は元肥として有機質の化成肥料を施します。
また寒肥(12月~2月の寒い時期に与える肥料:かんごえ)として緩効性で固形の肥料を与えるのも良いそうです

肥料不足だと花が咲かない=実がならないことになります(※日照不足も原因に挙げられます)。
感覚としては、弱っている時こそ肥料を与えるのではなく、弱っている時こそ肥料を控えるようにしましょう

剪定についてですが、あまり剪定はおススメしません
単に邪魔になったり、風通しが悪くなったりしたら、内部の混み合っている枝だけを剪定します。
特に小さめのクリスマスホーリーを剪定してしまうと後々、実をつけなくなったりと影響が出てきてしまうそうです
なので、クリスマスホーリーの場合は剪定はせずそのままにしておくのが1番です(^^)/

病気になりにくい性質ですが、ハマキムシ葉っぱを縮らせ変形させてしまう)やミノガミノムシのこと、木の葉を食害する)などの害虫が発生することがあります(>_<)
クリスマスホーリー 実
Ⅲ.クリスマスホーリーにまつわるETC…①

本来、ホーリー(Holly)とは、モチノキ属の植物の総称英名で表したものになります
“クリスマスホーリー”と呼ばれる主な2種類を紹介します(^^)/

イングリッシュ・ホーリー西洋ヒイラギ)。
ヨーロッパ中部~南部西アジアが原産地です。
常緑低木(高木)で高さは最大10mにもなるそうです
5・6月には淡い黄白色で香りのある花をつけます
丸い実は7mmほどで10月から熟していきます(●^o^●)

チャイニーズ・ホーリーシナヒイラギ)。
中国・朝鮮が主な原産地です。
常緑小高木(低木)で高さは2~5mほどになるそうです
4・5月頃に枝の葉わきに黄緑色の花をつけます
丸い実は最大12mmほどで10月頃に熟していきます(●^o^●)

用途としてはシンボルツリー生垣・公園樹・コンテナ・トピアリ―低木を刈り込んで動物や幾何学模様など人工的に作られる造成物)、庭植え・鉢植え…と様々です※トゲトゲに注意!
楽しめるのはだけではないんですね!

実が赤くなった頃には、ヒヨドリムクドリといった鳥たちが啄ばみに来るので、ちょっとしたバードウォッチングも可能です
クリスマスホーリー
Ⅳ.クリスマスホーリーにまつわるETC…②

ヨーロッパでは聖なる木として“クリスマスホーリー”が挙げられます…!
どこがどう聖なる木の象徴なのかと言うと、トゲです

トゲはキリストが十字架にかけられた時受難はキリストの(キリスト教では深いつながりのある血のエピソード)を表しているそうです
ちなみにホーリーの白い花ミルクを思わせ、キリストの生誕を表しているんだとか…。。
…やはり植物とキリスト教は関わり合っていることが分かりますね

“ヒイラギ”も魔除けの木として扱われ、中世ヨーロッパでは〝魔女や悪霊、さらには雷除け〟として伝えられたそうです
同じ様に日本の風習にも、節分の時柊鰯(ヒイラギの枝に鰯の頭をさしたもの)を飾り、鬼を追い払うことをします。

花言葉は『不滅の輝き』『神を信じます』『将来の見通し』『先見の明』『予見』などです
まさにキリストを象徴した様なクリスマスにピッタリの言葉、前向きになれるような強い言葉だと思います

プレゼントととしても、キリスト教の信仰者の方々には喜ばれることは、もちろんですが(中世のオカルトに興味のある方も!?)、お家にあるだけで素敵迎えられる思います(・o・)
クリスマスホーリー
が素敵!もうすぐ今の時期だからこそ飾ってみてはいかがでしょうか