千両 せんりょう

センリョウ科 センリョウ(クロランサス)属 常緑小低木

別名 クササンゴ(草珊瑚) センリョウカ(仙寥花) タケフシソウ(竹節草) Japanese sarcandra 他

センリョウ
Ⅰ.センリョウの主な概要

お正月飾り・縁起木と言えば“センリョウ”
葉上にかたまって、赤い実をつける草姿でお馴染みですね

分布地域は本州南部(関東より南)・四国九州沖縄になります!
マンリョウ同様、暖地の山野・山林に群生しています。

日本以外にも台湾中国フィリピンマレーなどにもわたります(゜o゜)

株立ち”ではあるものの、枝分かれしないため樹形が乱れることはありません
放任でも構いませんが茂り過ぎると、風通しが悪くなって蒸れてしまうこともあります。

6月~7月にほとんど目立たない黄緑色の小花を付け、葉っぱの上につく肉質な実は晩秋~12月に赤く色付きます

葉っぱは十字方向からになっていて、長めの楕円形で表面に光沢があります

センリョウは風媒花です
花粉が風に運ばれて雌花に受粉し、結実する性質があります。
センリョウ 栽培特性
Ⅱ.センリョウの栽培特性

センリョウの栽培特性としては、陰樹のため日陰でも育ち高温多湿の腐植質(→生物・植物の枯死した物が土壌中の微生物に分解されてできる物質)に富んだ土を好みます
また、日照が強く乾燥しやすい場所・冬になると寒風に当る場所は避けるようにします(>_<)

日陰とはいうものの、実際は半日陰が適しています(1年を通して薄く日の当るところ・木漏れ日が出るところがベストです)
暗い日陰でも育ちますが、実はあまり付きません

直射日光
西日も苦手で、葉焼けで黒くなったり、黄色くなって枝が枯れたりと生育に影響がでてしまいます

もともとは暖地で育つため、寒さには弱いです(※北海道~東北地方での植栽は厳しいとされます

鉢植えの場合、寒風を避ける様な場所へ移動させます→

地植えする場合、何か植物下へ植えるようにし、霜除けとして守ってもらうのが良いでしょう(※夏は日除けにもなります)

霜や寒風に当ると花芽がダメージを受けてしまい、翌年のの付き方は悪くなります…✕✕
また枝が枯れてしまう原因にもなるそうです。

水やりについてです(^^)/

鉢植え
の水やりは表面土が乾いたら水を与えるようにするため、湿っている・濡れているうちはやらなくても大丈夫です!
根腐れが起こることはあまりありませんが、水の与え過ぎによって生育不良になる時もあります

庭植えの水やりは植えつけた後に根付くまでは水を与えます。
それ以降は降雨でも十分な水やりになりますが、夏場の日照り・乾燥時は水を与えるようにします

Ⅰ.でも触れましたが、茂り過ぎた枝剪定についてです
適した時期は12月~1月あたりです。

地際のギリギリ実のついた枝を切り、実のついていない枝を残すようにします
全部バッサリ切ってしまうと株が弱ってしまうので気をつけましょう(-_-;)

また地際に中途半端に短い枝があれば切ってしまうそうです(※高温多湿の時に蒸れる原因になるようです)。

Ⅰ.でも書いた通り、センリョウは風媒花です
そのため花に水がかかってしまうと、上手く受粉が出来ず、実があまり付かなくなってしまいます…。。
水やりする時、上からあまり勢いよくかけず、株元に静かにかけるようにするのがポイントです
センリョウ 肥料
Ⅲ.センリョウの肥料・病気・植え替え

肥料は控えめの方がバランスの良い草姿になります
施肥する場合は油かす骨粉化成肥料1~2月寒肥として与えます。
地植えの場合は5月9月頃に、土に腐葉土堆肥を混ぜ込むと良いでしょう

ただし、施肥の量が多いと窒素過多になってしまいます
花や実が付かなくなり、枝や葉っぱが伸び放題になってしまいますので、ご注意を(・。・;

害虫による被害はほとんどありませんが、風通しが悪いカイガラムシが発生します
カイガラムシは植物体のあちこちを吸汁し、生育を弱らせます!
さらに糞だらけにするため見た目も悪いです…。。
見つけ次第、専用の薬剤散布ブラシなど使って擦り落とします。

病気は立枯れ病を発症します。
カビが原因とされ、赤褐色楕円形の小さい斑点が現れます
株元から萎れて、黄色く変色した後で株全体が腐るという症状です

また実腐病も発症します。
果実などに被害が出て、開花時期に花を腐らせ実を付けずに枯れてしまいます

対処法は株の除去処分(特に焼却処分)や薬剤散布などを行いましょう。

植え替えの時期ですが、3~4月が適時とされます。
植え替えのサインは、〝新芽が出てこなくなったら〟です
鉢の中がいっぱいになっていると思われますので、ひと回り大きめの鉢に替えるようにします
センリョウ 赤い実

センリョウ 黄色い実

Ⅳ.センリョウにまつわるETC…

センリョウの花言葉をご紹介(^^)/
お金にまつわる言葉だけでも『』『利益』『財産』『価値』…かなり充実しているような気がしますね(笑)
それ以外におめでたい言葉もあって『恵まれた才能』『可憐』『祝福』があります!

マンリョウ同様、金運アップしそうですね…特に黄色い実のキミノセンリョウ(↑写真右)の方は。

昔から『千両万両有り通し』と言われ、暖地では赤い実のなる縁起木として植えることがあります
他にも十両ヤブコウジ)・百両カラタチバナ)があります。

ですが、アリドオシアカネ科ヤブコウジヤブコウジ科カラタチバナサクラソウ科と科名はバラバラで皆違う植物です
共通でどれも赤い実がなるため、実のなる位置実の多さでそれぞれ名付けられたと考えられます(・o・)

赤い実啄ばみに来る鳥No.1は……ヒヨドリです(^^)/
地域によってはムクドリ・メジロ・ツグミ・シジュウカラ・モズなどもやって来るそうです。。

よく映える赤い実をしたセンリョウキレイに飾って新しい年を迎えましょう