万両 まんりょう

ヤブコウジ科(サクラソウ科) ヤブコウジ属 常緑小低木

別名 ヤブタチバナ(藪橘) ハナタチバナ(花橘) コウジ Coral bush(コーラルブッシュ) 他

マンリョウ
Ⅰ.マンリョウの主な概要

お正月の縁起木でお馴染な“マンリョウ”
センリョウより大きめ艶のある赤い実が付くため、名付けられたそうです

分布地域は本州南部(関東より南)・四国九州などです!
暖地の山野・山林に自生しています。

日本以外にも朝鮮中国台湾インドインドシナマレーと広く存在します(゜o゜)

樹形は整っており、枝も分かれず上へ伸びていきます。

7月頃
にほとんど目立たない小花を付け、枝にぶら下がる様に付いた実は秋の終わりから赤く色付きます

葉っぱ互い違いにつき、厚めで楕円形光沢があります

高さは大きくても60cmほどですが、適地によっては2mにもなるものもあります
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Ⅱ.マンリョウの栽培特性

強い日射乾燥が苦手なため、高木下の陰や直射日光・西日を避けた半日陰が適しています(^^)/
逆に、日陰ですっぽりと隠れてしまう時午前中だけでも日に当てるようにします

当り過ぎると葉っぱが萎縮したり、黒ずんだりして実が出来にくくなります乾燥しても同じ様なことが起きます…)

もともと暖地で育つ植物なので、寒さには弱く、冷たい風にも当てないように注意します
そのため北海道や東北北部の寒冷地での植栽は厳しいです(>_<)
フレーム(温床)霜除けなどの寒さから守るための対処が必要になってきます。。

土壌は乾燥に強く若干湿り気があり、水はけの良いことが好ましいです(^^)/

地植えの水やりは、極端に乾燥しない限り、降雨でも十分に行えます(普段からの水やりは控えめに)。
一方、鉢植えの水やりは表面土が乾いたら、たっぷり与えるようにしましょう

乾いたまま
では葉っぱの生育に悪く、かと言って水やりを頻繁に行うと過湿により根が腐るので、メリハリをつけましょう

.にも書いた通り、樹形もある程度整っているので剪定はあまり行いません
ですが、マンリョウにとって生育しやすい環境大きくなってしまったという場合のみ該当します

4~5月頃に伸びに伸びてバランスの悪くなった幹をある程度の高さに合わせて切り落とします
生育はやや遅めなので、切って数年は実が付かなかったり、芽吹くのも割とゆっくりめになるそうです。
マンリョウ 肥料
Ⅲ.マンリョウの肥料植え替え・害虫

肥料は少しくらいでも成長します。
早春の2月・初秋の9月緩効性肥料(さらに化成肥料ならGood)または油粕などを施します

鉢植え有機質で固形の肥料または鉢物用に使用される錠剤の肥料でも構いません。

植え替え時期は5月または9月~10月半ばに行います
地植えの場合は堆肥などをあらかじめ土に混ぜ込んでおくとその後の生育に期待できます(*^_^*)

転伏防止
のために支柱を立てて置きましょう

鉢植えの場合は2年に1回大きめの鉢へ植え替えます。
植え替えにサインとしては鉢の底から根がチョロッと出てきた時が最適です

害虫による被害はほとんど出ませんが、風通しが悪いカイガラムシが発生することがあります
見つけ次第、カイガラムシ用の薬剤散布したり、ブラシなどを使って擦り落としたりして対処します。
マンリョウ 実
Ⅳ.マンリョウにまつわるETC…

マンリョウの花言葉をご紹介(^^)/
やっぱり次第!『財産』『金満家』、新年早々おめでたく慶祝』『寿ぎ』『徳のある人』…などです。
金運アップしそうな響きですね~自分用に飾っても、贈り物にしても喜ばれそうですね★

マンリョウの園芸品種をご紹介(^^)/
マンリョウといえば赤い実が一般的ですが、黄色い実をしたキミノマンリョウ白い実をしたシロミノマンリョウ大きめの実をしたオオマンリョウなど…本当はかなりの品種があるんですよ。。

歴史は江戸時代まで遡りますが、この頃から数多くの品種が作られていた事が1818年発表の『草木育種』から分かります

それ以降も1872年『草木奇品家雅見』には、斑入りの葉っぱ変わった色の葉っぱが紹介されています
さらに時が流れて、1930年『葉変万両銘鑑』には35品種にわたるマンリョウの解説がされていました。

縁起の良いお正月の飾りとして、各家々の景色を楽しませてくれることでしょう