サクラソウ科 シクラメン属 多年草

別名 カガリビバナ(篝火花) ブタノマンジュウ

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Ⅰ.シクラメンの主な概要

花色や種類も多く、バラエティーに富んだ鉢花の女王“シクラメン”
クリスマスシーズンから冬の定番の鉢花としてインテリアプレゼントに大活躍です

原産地は地中海沿岸の東北部、小アジア(トルコ共和国のアジアよりの半島)にも分布しています(^^)

日本に渡来したのは明治末期~大正時代の頃です(^^)/
野生種、欧米・西洋で品種改良された園芸種が次々に入ってきました

現在のように、大衆消費者向けのポピュラーな鉢花となったのは昭和30年代後半頃だそうです
栽培するにあたり、加温フレーム(温床)と呼ばれる育苗用の保温施設が利用され、全国各地で生産量が多くなったためです

シクラメンの用途としては鉢やプランターに寄せ植えや(※品種にもよりますが)※地植えが一般的ですが、切り花にもOKなんです
詳しくはのちほど
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コレだけの花色でもほんの一部です…恐るべし、シクラメンの
シクラメンの花色模様個性を表す様で見ていて、微笑ましく感じます(^v^)

Ⅱ.シクラメンの栽培特性

栽培特性は“寒さには強く、暑さには弱い”です/
シクラメンの管理場所としては、室内でなるべく昼夜の温度差がさほどない場所が望ましいです(>_<)
暖房ある室内では極端に伸びすぎ徒長して)倒れてしまうので、花を長くキープするにも夜間は~10℃ほどでお願いします

シクラメンは好光性植物なので、日中はできるだけ日光を浴びせます
ガラス越しで当てるようにするのがよいでしょう。
ちなみにシクラメンは日の当る向きに伸びる性質があるため、ずっと同じ向きだと一方に偏りがでてしまいます
なので時々は、鉢の向きを変えたり鉢回し)、場所を移動させるようにします☆

水やりは鉢の土が乾燥する葉っぱが萎れ(ヒドい時は花茎もくたびれ)てしまいますので、十分に行いましょう(^v^)
葉っぱや花茎がひどく水切れしてしまった場合は、水の入ったバケツに鉢をドボンと沈ませそのまま水に潜らせておくと元に戻ります

実際、土の表面に触れてみて、まだ湿っている時3日~4日に1回ぐらいの間隔がベストです
しかし、冬越し中は生育時期ではないので、水のやり過ぎは禁物です
ちなみに水をかける時は葉っぱの上から…ではなく土へ静かにかけるようにしましょう※冷えから傷んでしまいます

株や草姿の健康維持のため、欠かせないことがあります
それが〝葉組みと呼ばれます(^^♪

葉数
特に株中心)が増えたり大きくなると、小さなつぼみが隠れてしまいます
すると日光が遮られ花が咲かず枯れてしまう原因になってしまいます
そこで!モリモリになった葉っぱの葉先をつまみ、軽くひっぱりながら広げる作業をしますコレです

こうすると、株中心に日が当り風通しも良くなり良い状態をキープできるわけです(●^o^●)
また葉っぱと花芽同士絡まっている場合は解いてあげると尚よいです
月に1回程でいいので気にかけてあげましょう。
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かなと思いきや実は薄いクリーム色です(笑)

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サイズの小さいガーデンシクラメンもおススメ
Ⅲ.シクラメンの肥料・病害虫

日常の手入れとしては、花ガラと枯葉・病葉をこまめに摘むことです(・.・;)
花が枯れたら根元(花茎の付け根)をつまみ軽くねじって引っ張るだけです
そのままにしておくと、花が咲かない原因になります…。

肥料は、粒状の化成肥料2ヶ月に1回程度与えます。(※9月~翌年5月の間だけ)
また液体肥料を300倍に希釈して、3~4週間に1回程度水やり代わりに行うやり方もあります

底面吸水鉢(鉢底の受け皿部分にスポンジが付いているタイプ)の場合も液体肥料を薄めて、受け皿に入れます(゜-゜)


主な病気は灰色カビ病湿度が高く雨降りで日照不足が原因)です
主な害虫はハダニ・アブラムシ(どちらも葉っぱを吸汁して被害を出しますが、アブラムシは色々な病気を媒介させる性質もある)です

薬剤散布・被害のあった葉っぱや株処分するように心がけます

話は変わりますが、スタミナを維持させるために花ガラ多少新しい花でもある程度は引き抜いて花数を制限するようにします(゜o゜)
この方が長い期間で観賞が出来ます

さらに、株を弱らせないためにも時々水でぬらした布などで葉っぱの表・裏を拭くのも効果があるそうです
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Ⅳ.シクラメンにまつわるetc…①

自分で育てるにせよ、贈答用に送るにせよ〝丈夫でよく花が咲くもの〟が良いに越したことはありません
いくつかポイントをご紹介します。

●手で触ってみて葉数が多く固く締まっているもの(葉が大きすぎたり、数が少なかったりするものは傷みやすいです

つぼみの数が多いもの(葉の上から頭が出ているつぼみ以外にも、葉っぱの中にあるつぼみが多いとベストです

茎が太いもの(中心部がっしりと太い花茎が出揃い、バランスがあるのも望ましいです

病気のないもの(一部分が病気になっていたり、腐ってグラついていたら避けましょう、花色がぼけているのも注意が必要です

品種名に関心を持つ(特性も理解していると楽しみが増えると思います

上述も書いている通り、シクラメンは高温多湿が苦手梅雨の時期~夏の猛暑は要注意です(-_-;)
そこで夏越しさせる方法をご紹介します。

●開花後も新葉を茂らせながら、ベランダ半日陰になる軒下などで直射日光を避け涼しい場所で管理します/

風通しをよくしつつも、雨が直に当らないよう棚や低い台に置きます

水やりは通常通り行い、月に1・2回液肥を薄めて水やり代わりにするのもOKです

9月頃古い根の先端を切り新しい土を使い、ひと回り大きめの鉢に植え替えます

11月から室内へ搬入します

ざっくりでしたが、この管理を徹底して株を腐らせなければ夏越しは可能になると思います
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Ⅴ.シクラメンにまつわるetc…②

シクラメンの別名についてです(^^)/
カガリビバナ”は下向きに花がついていて花弁が分かれて咲き、後方に大きく翻っています。
この草姿がまるでかがり火を点じたように見えることから、牧野富太郎博士がこの和名を付けたそうです

一方の“ブタノマンジュウ”ですがこれはシクラメンの球根(正式には塊茎という)が饅頭の様な形をしているために名付けられたそうです。
また、ブタというのはヨーロッパではブタがシクラメンの球根をよく掘って食べてしまうことからきています(・o・)
英名もSow Bread(ブタのパン)というそうです

お待たせしました、Ⅰ.でちらっと紹介した切り花としての用途です
球根の付け根から引き抜いて、花数を制限したものはコップや水盤にも利用でき、3~4週間以上も眺めることができるそうです(゜o゜)
水が下がってしまった場合深水で水揚げすると、意外と保つんだそうですよ

最後に花言葉の紹介です(^^)/
遠慮』『内気』『はにかみ』『過去った喜びなどです★
色によっても違うようで、は『嫉妬』、白は『清純』、ピンクは『憧れ』です
鉢花の女王にしてはそれとなく控えめな言葉が多いようです
なかなか立派なシクラメンを贈り物に、気持ちをさりげなく伝えるのには良いのではないでしょうか(^^)