風知草 フウチソウ ふうちそう

イネ科 ウラハグサ属 多年草

別名 ウラハグサ(裏葉草) チフウソウ

フウチソウ
Ⅰ.フウチソウの主な概要

細めの柔らかい葉っぱをそよそよと揺らす風…“フウチソウ”
優しく風になびく草姿に趣があって、盆栽家の方々にはすっかりお馴染で人気が高い植物です(^^♪

誇らしいこと()に日本の特産種であります
分布も狭く、本州の中部で太平洋側のみです(・_・;)
さらに山地の崖など、ちょっと(?かなり?)危ない辺りに自生しています。

多年草なので冬に枯れても、翌春には新しい芽がまた出てきます!
古くから草もの盆栽や山野草としても親しまれている植物です

俳人・小説家の高浜虚子(1874~1959)の句にも風知草 女主の居間ならんと詠まれています
フウチソウ 他
Ⅱ.フウチソウの管理

フウチソウは密生してある程度までは自然な草姿になります(^^)
しかし、生育旺盛なために草丈が伸び放題しバランスが悪くなることがあります…。。

そうなってしまう前に、5月~7月頃にまだ開いていない筒状の葉(新芽)を取り除きます!!
すると、草丈が低めでバランスが良い外観に育つそうです★(できれば、シーズン中に2・3回やるとベスト

直射日光は葉色が悪くなったり、焼けたりする原因になります
半日陰で管理し、直射日光を避けるようにしましょう(>_<)

土の乾燥を嫌うので表面が乾き次第、水を与えるようにします
水切れが起きると、葉っぱをくるりと巻いてしまう特徴があるので目安にするといいでしょう

ただし、極端に水切れしている場合巻いたら戻りませんので気をつけて下さい…(-_-;)

また過湿も苦手なので、水やりの際は土を触ってみてからが無難だと思います。。

冬は地上部はなくなり、根の状態で越冬します
秋の暮れ葉が枯れてきたら根元でバッサリ切ってしまいます
フウチソウ 葉
Ⅲ.葉っぱについて

なんといってもフウチソウといえば〝葉っぱ〟です
葉っぱの模様はバラエティ豊かで、いろんなパターンがあります☆ミ

一般的にフウチソウを示す模様は、黄色の葉に緑色のスジが入っている“キンウラハグサ”と呼ばれるタイプです!!

ライム色が爽やかな“オウゴンフウチソウ”や、葉っぱが白くて緑色のスジ入りのタイプなどが存在しています。

特殊なものだと“ベニフウチ”という葉っぱが紫紅色のタイプがあり、とくに珍重されるそうですよ

葉っぱもよく伸びて20cmくらいです!!
草丈は最大70cmくらいになります

8月~10月の夏から秋にススキによく似た花穂がつきます(^^)/
写真でも確認ができます★…若干ですが。。
フウチソウ 肥料
Ⅳ.注意点・ポイント

フウチソウは性質が丈夫なので1回根付くとほとんど枯れる心配がありません(・。・)
また暑さ・寒さに適していて、とくに害虫の被害もないのであまり手がかからないんです

とくに肥料のやり過ぎは注意が必要で、茎が伸びすぎてバランスが悪くなることがあります…
元肥はやらず、生育期間の5月~9月で2ヶ月に1回追肥する程度に抑えましょう★ミ

肥料は固形の油かすがベストです

生育が早いので毎年3月・4月くらい(地上部のない頃)が植替え時期になります
古い土と傷んだ根を取り除いてください!!
また植替えと同時に株分けしてしまっても構いません(^^)/
フウチソウ イメージ
Ⅴ.フウチソウ de アラカルト

ここまでフウチソウ、フウチソウ…と、書いてきましたが、正式な植物名ではありません…(゜o゜;)
でも紹介したようにフウチソウは盆栽家によく愛されている植物です。
愛されるあまり、『風を知る草』と書いて“風知草”と名付けられてしまったそうです…(-.-)

正しくは“ウラハグサ(裏葉草)”と呼ばれます★
一般的に植物の葉っぱは表面に光沢がありますが、ウラハグサでは葉っぱの裏面に光沢があって裏の方がキレイなためだそうです
ちょっとアベコベな感じですが、実際に見てみると分かると思いますよ

学名もちょっと面白いんです。。
Hakonechloa    ⇒〝箱根産の〟という意味です。 箱根周辺に多くあったことからきています!
macra             ⇒  〝痩せている〟という意味です。 スマートな葉っぱのことか、ススキ似の花穂のことか… (・_・;)
Makino           ⇒名付け親である〝牧野冨太郎氏の苗字〟です。

ちなみに牧野冨太郎氏は高知県出身で『日本の植物学の父』と呼ばれている人物です!!
1862~1957年の生涯の中、独学でまとめあげた〝日本植物志図篇〟や著書として〝牧野植物学全集〟が代表的です
また文化功労者の一人でもあります(・。・)

フウチソウの花言葉は『未来』です
ちょっと意外な感じですが、前向きないい響きのする言葉ですよね(^^♪